八尾ものづくり達人
八尾ものづくり達人顕彰
本制度は、機械化・自動化が進む中、機械の限界を 超え、長年の経験や人間の五感により「ものづくり」の技に研きをかけてきた優れた技術・技能者を「ものづくり達人」として顕彰し、広く社会に周知すること により、技術・技能の継承と向上を図り、八尾市産業の活性化に資することを目的として実施するものです。市内製造事業所で同一職種に15年以上従事し、年 齢が満35歳以上の技能工の方を対象として、学識経験者を交えた選考委員会で選考が行われます。 |
27年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
打抜用刃型製造
株式会社 菱 屋 |
同氏は、食品・薬等の包装に使用する段ボール箱・化粧箱等を、多量に打抜く時に使用する打抜用刃型製造技術において、豊富な経験とノウハウを活かして、高精度な加工を実現する、高い技能を有している。 |
26年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
刃材切断及び曲げ加工
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同氏は、「打ち抜き刃」を加工する「刃材切断及び曲げ加工」技術において、豊富な経験とノウハウを活かして、難しい加工精度を実現する、高い技能を有している。 |
金属工作機械加工
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同氏は、汎用旋盤、シェーパー(形削り盤)、汎用フライス盤(同氏製作)を用いた精密・高精度加工、特に「ハメアイ」、「合わせもの」に関して高い技能を有している。 |
数値制御金属工作機械加工
株式会社 中田製作所 |
同氏は、最先端産業(半導体・液晶、医療・医薬、産業用ロボット、航空機など)に使用される超精密アルミ部品の加工において、最新の数値制御工作機械でも不可能と考えられる加工精度を経験・ノウハウを駆使して実現する高い技能を有している。 |
自動車整備・修理・板金
トランスグローバル |
同氏は、旧型自動車や事故損傷自動車等のフルレストア・レストア(ボディの防錆処理、ボディ補強、エンジンチューニング、防音処理、ワンオフパーツ製作、塗装(とそう)等(など))や、独自考案したボディ補強「フランジ工法」など高い技能を有している。 |
金属手仕上げ加工
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同氏は、プラスチック用金型(主として歯ブラシ用)の手仕上げ加工(バリ、グイチの抑止、黒ズミの抑止、手仕上げ工具の自作、古い金型の修理等)の高い技能を有している。 |
塗料・絵具・インキ製造
エーアールファクトリー有限会社 |
同氏は、パッド印刷、スクリーン印刷におけるインク色調整(微妙なつや(光沢)、明るさなどの調整色を経験と磨きあげた感覚で作りだすことができる)において高い技能を有している。 |
塗料・絵具・インキ製造
株式会社ウチダ |
同氏は、調色に長年携わり、微妙な色合いや光沢、粘度を調整する為に、高度な技術が必要とされるプレコートメタルの調色においても「業界きっての調色マン」とよばれるほどの高い技能を有している。 |
椅子張加工 兼 井 龍 文
有限会社 インテリア三愛 |
同氏は、高級椅子の座面張り技術である「あおり張り」に、長年携わり、経験を活かしたものづくりだけでなく、業界内でも指導者的立場を有するなど、高い技能を有している。 |
25年度 八尾ものづくり達人
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
該当者無し |
24年度 八尾ものづくり達人
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
該当者無し |
23年度 八尾ものづくり達人
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
該当者無し |
22年度 八尾ものづくり達人
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
該当者無し |
21年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
金属表面処理工
髙島工業株式会社 |
化学反応を利用した金属表面処理の品質を、常に安定させることは難しく、同氏は長年の経験を活かし、薬品濃度、温度、浸水時間など、表面処理に必要な情報をコントロールすることによって、製品の均一化を図っている。そのことによって、コストの削減に大きく寄与するとともに、自身が培ってきた表面処理技術の標準化を確立させ、生産性向上にも貢献している。 |
木製品家具製造工
株式会社オーツー |
同氏は、椅子、ソファなどの形状の型取り、生地裁断、縫製、クッションの張り付け、仕上げ張り加工と完成に至るまで一貫した作業を手作業で行っている。長年の経験と感性を活かして高精度な製品を製作する技術は、多彩なニーズへの対応を容易にし、開発コストの削減に大きく貢献している。 |
数値制御金属工作機械工
株式会社中田製作所 |
高精度なマシニングセンター(工作機械)でも数マイクロメータレベルでの誤差や芯振れがある。汎用工作機械で振れを限りなくゼロに近づける研ぎ澄まされた手の感覚や五感を駆使し、5μmの穴をドリルを交換せずに連続30箇所空けることを実現した。その技術によって、第2回日本ものづくり大賞優秀賞を受賞、また技能検定の機械加工(フライス盤作業)一級も取得している。 |
鋳物・手込造型工
株式会社岸田工業所 |
真鍮鋳物蝶ナットの製造に従事し、長年の経験と感性で、砂の柔らかさと湯の温度を調整、最適な配合により極小の4㎜サイズから大型24㎜サイズまでの蝶ナットを砂型で製作。またその精度も極めて正確で卓越した技術を有しており、取引先拡大にも大きく貢献している。 |
20年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
旋盤工 立 木 謙 一 郎
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旋盤・フライス盤・研磨といった金属加工に従事し、長年の経験によって製品に合った治具など考案され、その結果、高硬度材、難削材である焼入れ加工された SKD-61に対して、溝入れ加工を全て汎用旋盤でできる高度な技術を有している。また、若手の指導育成にも尽力している。 |
19年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
漆塗師 稲 田 敏 雄
稲田仏壇製造所 |
46年余り、仏壇漆塗師とてい、「大阪仏壇」製作において培った最高の総天然漆の手塗り技術は長年の経験と才能のなせる業で、全国的に高く評価されている。また、伝統工芸士として後継者の指導にも尽力している。 |
アーク溶接工
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通常、ステンレスは溶接時に熱を加えすぎると収縮が大きくなって歪みが発生して、見映えも強度も悪くなる。長年の経験と感性を駆使して板厚の薄い0.6ミリのステンレス板を歪み無く溶接できる高度な技術を有している。また、若手の指導育成にも尽力している。 |
旋盤工 吉 岡 義 人
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鋳鋼、非鉄金属、化学樹脂など、あらゆる材質の切削加工業務に従事し、長年の経験によって材質や切削形状に合った刃物整形を自ら行っている。その結果、標準作業時間の2倍のスピードで高品質の切削加工が可能になった。また、後継者の指導育成にも尽力している。 |
数値制御金属工作機械工 田 中 孝 行
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高制動なマシニングセンター(工作機械)でも数マイクロメータレベルでの誤差や芯振れがある。汎用工作機械で振れを限りなく0に近づける研ぎ澄まされた手 の感覚や互換を駆使し、ドリルを交換せずに連続30箇所の穴あけを実現した。また、レベルアップ研修会において後進の指導にも尽力している。 |
18年度 八尾ものづくり達人
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
該当者無し |
17年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
フライス盤工 新 田 哲 郎
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およそ24年にわたり、フライス加工業務に従事し、加工難度が高いアルミの切削加工において業界トップクラスの技術を有している。複雑な形状で加工難度が 高く、寸法精度の厳しい(1/1000mmレベル)製品を自ら設計した治具を使い、長年の経験と勘、高度に発達した手の感覚を駆使して製作することができ る。また氏は社内のレベルアップ研修会や昼休みを利用した検討会において、後進の指導にも尽力している。 |
16年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
フライス盤工 都 田 憲 史
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ア ルミは、軽い、加工しやすい、錆びにくい等、優れた性質を持つ素材であるが、反面傷つきやすいなど、精密部品の加工においても厳しい要求精度に対応するに は高度な技術と経験・ノウハウが必要。マシニングセンターのような高価な機械でも微妙な切粉のはき具合、数ミクロンレベルの段差は感知できないが、長年の 経験と勘を駆使して、材料の温度、特性、切削条件、加工形状等を総合的に判断して、「フライス盤の切削加工工程の段階で」寸法精度や歪みを0.01mm以 下まで上げて加工することができる。また現在、月2回、社内のレベルアップ研修会の議長として若手育成に尽力している。 |
金属手仕上工
山 口 勝 彦
株式会社武林製作所 |
NC マシンで精密に金型が作られたものとしても両面の合わせの端部に、ミクロンオーダーのズレがあれば成形品に不具合が生じ、商品価値にも影響が出る。した がって金型を注文する顧客の要求は厳しい。この金型の品質を決めるものは機械加工後の人間の手作業による金型表面の鏡面仕上げにかかってくる。機械研磨で は難しいとされている鏡面磨きにおいて、長年培ってきた経験とノウハウを自分の手に覚えこませており、手作業で仕上げることが出来る業界でも数少ない人材 との評判である。また、長年の経験によって感覚を掴み、体に覚えこませることが最も重要であるとして、目視による判定などの実施指導するとともに、その経 験とノウハウを出来るだけマニュアル化して他の従業員でも相当レベルの磨き作業が可能となるよう、作業手順書を作成し、両面から技能継承に尽力している。 |
15年度 八尾ものづくり達人 (順不同・敬称略)
被表彰者氏名 |
表 彰 内 容 |
仏壇蒔絵師 車 田 次 夫
松本仏壇製造所 |
46年余り、仏壇蒔絵師として、「大阪仏壇」の製作において、最高の蒔絵を描き出せる繊細な筆遣いは長年の修行の積み重ねと才能のなせる業で、近畿圏では 一番の蒔絵師であると評価されている。また、伝統工芸士として後進の指導にも尽力している。
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木工挽物ロクロ加工工
山 口 光 雄
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数値制御金属工作機械工
後 藤 武 |
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